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20250216

神戸・淡路島・引田(兵庫・香川)

今年の卒業修了巡検は、白亜-第四系を観察しに淡路島へ。

■巡検スケジュール■
2/16 広島大学(8:15)→小谷SA(8:35)→吉備SA(10:00)→しあわせの村(11:45)→野島断層保存館(15:15)→伊弉諾神宮(17:00)
2/17 伝説の不整合露頭(9:30)→デュープレックス構造(10:30)→道の駅くるくるなると(12:10)→引田(14:40)→津田の松原SA(17:10)→広島大学(20:00)

 1日目

小谷SA

大学を出発してまだ数km,時間にして20分も経ってないのに,小谷SAで休憩しつつ食料を調達。

神戸層群

神戸市のしあわせの村では、神戸層群白川累層の礫岩・砂岩・凝灰岩の露頭を観察。

礫支持の厚い礫岩層。上方に向かって徐々に基質支持となり、その層厚は少なくとも3-4mはある。

礫岩砂岩層の上位には、これまた厚く凝灰岩が堆積している。

ちなみに今回は堆積系を専門とする地研OBのH森氏にご案内いただいた。

ここの凝灰岩層からは多くの植物化石が取れる聞き、俄然やる気がでるのは男の子らしい。

綺麗な葉の化石を採集することができました。

野島断層保存館

淡路島に移動し,野島断層保存館へ。

地表に現れている2本の断層崖。これらは地下で1つにつながっていると考えられている。

逆断層として有名な野島断層ですが,実は1mほど右横ずれの変位がある。

横ずれによって生じたプルアパート構造。

各自の研究分野につながる展示が多く,かなりじっくり見学しました。

淡路國一宮 伊弉諾神宮

『古事記』『日本書紀』の冒頭に登場する日本を創造した神、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が起こしたとされる日本最古の神社。

イザナギ・イザナミの二柱により最初につくられた島とされる淡路島。

普段から「地球」と対話する地学研究室の学生は,国生みの神をも畏れないつわもの共。

 2日目

朝から頑張って登った洲本城址は,石垣の修復工事中だった。模擬天守としては日本最古の,展望台に特化した建物だそうです。

石垣の算木積みの所に和泉層群のものと思われる礫岩が使われているのは地域性なのか。

伝説の不整合露頭(和泉層群/大阪層群)

和泉層群は白亜紀末に中央構造線の横ずれによって生じたプルアパート海盆の堆積層。

淡路島南端では第四系の大阪層群と不整合に接する露頭が観察できる。

阿万海岸から海沿いを南へ1kmほど行ったところで和泉層群の砂泥互層を発見。この露頭の右側に回り込むと,伝説の不整合露頭です。

南へ40°ほど傾斜した和泉層群を,握りこぶしほどの礫がゴロゴロ入った大阪層群がほぼ水平に覆う傾斜不整合。

さらに南に50mほどいくと,下位の和泉層群はなくなり大阪層群の厚い礫岩層がみられる。

ここの大阪層群は南に30°ほど傾斜しており,インブリケーションもみられる。不整合露頭との間に断層でもあるのだろう。

和泉層群中のデュープレックス構造

淡路島阿那賀の和泉層群中では,砂泥互層中のデュープレックス構造が観察できる。

朝から強風のため,海が荒れている。

さすがの荒波に,いつも海に飛び込む面々も危険を感じる。

東映映画のOPみたい。

そうこうしているうちに砂泥互層の千畳敷みたいなところに。

デュープレックス構造がみられる正確な場所がわからないので,血眼になって探します。

それらしいものを発見。しかし最も有名なものは,もう少し行ったところにあったみたい。

貝?の化石も発見。

道の駅くるくるなると

6000円の海鮮絶景丼。かなり注目を集めていて見てるこっちが恥ずかしくなってくる。

引田(和泉層群の基底層見学)

東かがわ市引田では,和泉層群北縁相と領家帯花崗岩類の境界が観察できる。

海岸に面した露頭までは,引田城跡への登山道を経由していく。登山道入口は花崗岩。

灯台のあたりまで登山道を使用し,そこから斜面を降りていく。

引田城の石垣は和泉層群の砂礫岩が使われている。

灯台の足元から斜面を下っていきます。

黄色いロープが目印ですが,かなり傾斜がありますので気を付けて。

海岸線に出たら花崗岩の絶壁に沿って南下します。

花崗岩の上に黒っぽい和泉層群がのっかっています。

境界周辺はアルコース質砂岩になっており,和泉層群中にアルコース質砂岩が偽礫のように含まれている。

和泉層群は上方に向かって砂岩層が薄くなるサイクルが繰り返されている。

津田の松原SA

サービスエリアのうどんが途中で売り切れるという珍事態発生!

おでんとコロッケだけが乗ったお皿を前に,豪快にうどんを食べる隣人を羨ましそうに見つめる。