斎島(広島)
花崗岩類の採取や岩相記載、帯磁率の測定を行いに2年ぶりに斎島へ。今回はこれまで行ったことがない島の東岸について、後藤先生が作成されている呉・賀茂地域の主な地質教材を参考に調査を行った。
斎島に上陸してすぐのところでは、粗粒斑状花崗岩を岩脈が貫いている様子が確認できる。
この日は潮位があまり下がらずに海岸線を歩くのも一苦労。一苦労というか不可能。あきらめて崖を登って谷から迂回する。ちなみにこの時は200�僂�らい。
険しい崖を登り進めていく。険しすぎて本来の目的である岩石の観察を忘れがち。
しばらくは山の中を進んで海岸に出れそうなところを探す。
なんとか降りれそうな谷を下る最中、ミグマタイトのような岩相を示す岩石を発見。
泥質片麻岩と花崗岩の境界付近の優白質岩相に晶出したザクロ石。赤い斑点状に晶出している。
やっとの思いで降りてきた海岸では巨大なコアストーンを見ることができた。
コアストーンとして残っている岩石は新鮮な片麻状花崗岩が多い。鉱物は規則正しく配列され、扁平な暗色包有物は片麻状構造と調和的に取り込まれている。
絶壁を登るにはあまりにも頼りないロープ。さすがにこれは使わずに別の道から回り込む。
さらに進んだ地点では輝緑岩の岩脈が貫いている様子も確認できた。
そのすぐそばでは粗粒斑状花崗岩と泥質片麻岩とが複雑な構造で接している様子が確認できる。
垂直に交わる二つの平面で片麻状構造を観察できた。2方向から観察することで立体的な走向傾斜のイメージが付きやすい。
船が出るまで1時間弱あったので、峠を越えて島の南岸まで行くことに。色指数が高い岩石に白い石英脈が入り込んだ転石を確認。ミグマタイトのようなものなのだろうか。
へとへとになりながらも、帰りの船の中ではみんな笑顔。